パルコデジタルマーケティングが担当者にきいてみた!

SC VOICE

2018.12.25

インタビュー

マチノマ大森(2018年11月1日オープン)

自分らしい時間を過ごす。仲間と楽しむ。

現代の「ヨロズヤ+チャノマ」の魅力

マチノマ大森

(2018年11月1日オープン)

自分らしい時間を過ごす。

仲間と楽しむ。

現代の「ヨロズヤ+チャノマ」

の魅力

三菱商事都市開発株式会社

開発ご担当者様

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2018年11月1日、東京・大田区の中心に、「マチノマ大森」がグランドオープンしました。
三菱商事都市開発様が、実店舗の役割を再検討し、
暮らしの中心として、地域のコミュニティーを創る商業施設です。

施設と地域が「自走」する仕組みづくりの中で、
今回、当社の新サービス(β版)を先行して導入いただきました。
開発の立ち上げから、開業、現在とこれからについて、担当者にお話しを伺いました。
※今回は、担当者様の希望で、お名前はふせさせていただいております。

「マチノマ大森」施設概要

ホームページ https://www.machinoma.jp/
所 在 地 東京都大田区大森西三丁目1番38号
交通アクセス JR京浜東北線 大森駅よりバス約10分 京急本線 大森町駅より徒歩約10分
店 舗 数 40店舗
開 発 会 社 三菱商事都市開発株式会社
運 営 会 社 JLLモールマネジメント株式会社

マチノマ大森の開発ポイント _

Q.
マチノマ大森は、デイリーサポートコミュニティを掲げ、これまでにない商業施設だと感じています。どのようなコンセプトで、開発計画を進めたのでしょうか。
A.
計画当初は、スーパーと家電量販店といった大型店の構成も選択肢の一つでした。
しかし、それでは競合店ができた際に、集客や売上の影響を受けてしまいます。

そのため、開発にあたり、今だからこそ、ネットでは体験できない実店舗の役割を再検討しました。
コンセプトキーワードを「利便」「反復」「コミュニティ」「滞在」とし、
スーパー・食物販・フードコート・コミュニケーションスペースを1つの施設に導入することで、暮らしに必要なすべての機能が揃う。

一人一人が、毎日来たくなるような、日常に密着した新しい商業施設を目指し、開発を進めました。

街の「行きつけ」を目指して _

Q.
開業して、お客様の反応はいかがでしょうか。
A.
おかげさまで、開業より順調にお客様に来店いただいています。
近くに学校がある住宅エリアの立地ですが、建設中も“何が出来るのか”など問い合わせも多く、地域の人にとって、自宅以外の心地よい居場所として、期待されているのを感じます。
Q.
休日・平日問わず、フードコートも、かなり利用されていますね。さっそくお客様の日常になり始めているのを感じました。その中で、コミュニケーションスペース「マチノマノマ」ですが、オープンからお客様の反響はいかがでしょうか。
A.
最初は、人が集まるかドキドキしていましたが、オープンからたくさんの人に参加していただいています。

「マチノマノマ」の運営は、(株)リビタに協力いただいています。
シェアハウスやシェアオフィスで行っていることを、商業施設に導入したら、どうなるのかという実験的な試みでもありましたが、「食」「ものづくり」といったテーマで、人のつながりが広がってきています。

例えば、初めて参加したお客様が、その場で、次のイベントを予約したり、新しいお客様を呼んでくれたりすることで、お客様同士の新しいコミュニケーションが生まれてきています。

また商店街の人が、「マチノマノマ」を利用するなど地域への新しい商業施設の役割が始まっているように感じます。

ちょうど「マチノマ」は、東京都大田区の中心にあり、地域のハブになれればと思います。

コミュニケーションスペース「マチノマノマ」

一緒に「自走」していく施設運営 _

Q.
まさに、大田区の中心にある茶の間ですね。お客様が来店する理由が、どんどん増えますね。一方で、従業員に対しても、心地よい休憩室など従業員満足についても力を入れられていますが、「マチノマ」の運営について教えてください。
A.
お客様や、従業員と一緒に「自走」していく施設を目指しています。

さきほどの「マチノマノマ」では、従業員同士の交流企画も複数回実施しています。

従業員同士が、施設の中で交流することで、働く場所として、より愛着をもっていただければと考えています。さらに今後、従業員とお客様が交流できるような企画を考えています。顔なじみがいる場所として、お店でも従業員とお客様が、コミュニケーションすることで、お客様と従業員が一緒に、施設を盛り上げていくようなそんな「自走」した運営を実現したいと思います。

今回、パルコデジタルマーケティング社のシステムを導入したのも、ショップの従業員が、最新情報や、求人情報を自主的に発信していく仕組みを導入したいと考えていました。

結果、開業よりショップから積極的に、ショップの最新情報や、求人情報をホームページに発信してくれています。

また管理事務所については、非常駐型の施設運営をしているので、Web環境で、ホームページの情報更新や各種申請の承認ができるのは便利だと感じています。

開業時より、これまでの経験に基づいた提案で進めてくれたのも、大変スムーズでした。

マチノマ大森Webサイト

お客様の「何か食べたい」や「何か見たい」に答える。 _

Q.
そういっていただき、たいへんありがとうございます。
実際同規模の商業施設のホームページの閲覧数に対しても、3倍程度の閲覧がありました。求人情報も、1月で500アクセスや、「マチノマノマ」のイベント情報ページのアクセスも日を追うごとに、上昇しています。
マチノマ大森のメディアとして、機能し始めているのではないでしょうか。
最後に、マチノマ大森のこれからと、御社の開発の今後について、お聞かせください。
A.
求人情報などそんなにアクセスがあるんですね。

実際、マチノマ大森に来店されるお客様を見ていて、「何か食べたい」や「何か靴を見たい」など明確な目的がなく、来館されているかと考えます。

マチノマ大森の1階には鮮魚店と、スーパーが並んでいますが、鮮魚店だけでなく、スーパーの魚売場の売上も良く、来店時に視覚・嗅覚が刺激されることで、購買動機が上がっているかと考えます。

フードコートを導入したのも、「なんとなく何かを食べたい」というお客様のニーズに対し、いろいろなメニューを用意することで、その日の気分を満たす仕組みになっていると思います。
ひょっとすると将来、レストランぐらいの土地サイズにフードコートをつくるデベロッパーも出てくるかもしれません。

まだまだ五感に訴える仕掛けを施設に導入する工夫ができると感じています。

マチノマ大森は40shop規模の決して大きい施設ではありませんが、一人一人の日常の一部になるには、ちょうど居心地のよい規模かもしれません。

立地がポイントですが、同じタイプの商業施設の開発を今後も考えています。

心地よさを追求した休憩室。マチノマ大森は、従業員満足にも力をいれている。

デジタルを活用することで、もっと五感に訴える仕掛けはこれからも開発していきたいと思います。
本日は取材させていただき、ありがとうございました。
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