パルコデジタルマーケティングが担当者にきいてみた!

SC VOICE

2022.05.23

インタビュー

「駿台予備学校」

Webサイトリニューアルの熱い裏側

~すべては受験生のために。

設計思想に基づく論理的なデザインを求めて~

「駿台予備学校」

Webサイトリニューアルの熱い裏側

~すべては受験生のために。

設計思想に基づく論理的な

デザインを求めて~

学校法人 駿河台学園 駿台予備学校 中谷様

エスエイティーティー株式会社(駿台グループ) 島田様

  • SHARE
  • FaceBook
  • Twitter

難関大や医学部医学科の実績に定評がある駿台。運営母体の駿河台学園は、「愛情教育」という学生本位の教育理念に基づき、2018年には、創立100周年を迎えられました。近年は、その質の高い教育を幅広い層に向け展開することを目指しているそう。そんな歴史ある駿台予備学校のWebサイトリニューアルにあたり、パルコデジタルマーケティングでは、デザインとガイドライン策定を担当させていただきました。各分野のプロが結集するプロジェクトでは、様々なドラマもあったようで…。その熱い裏側を、今、担当者との対談で振りかえります!

駿台予備学校Webサイト:https://www2.sundai.ac.jp

プロフィール1

学校法人 駿河台学園
駿台予備学校 事業企画室 課長
中谷 周平 様

駿台予備学校において、Webマーケティング全般のリーディングに従事。


プロフィール2

エスエイティーティー株式会社(駿台グループ)
IT推進事業部 学園システム開発担当
島田 奈穂子 様

駿台予備学校のWebサイト制作運用において、フロントエンド統括をご担当。


プロフィール3

株式会社パルコデジタルマーケティング
制作部 デザインチーム次長
志村 奈央


プロフィール4

株式会社パルコデジタルマーケティング
ディレクション室 ディレクター
西澤 賢太朗


長年運用してきたWebサイトのフルリニューアルを決めた理由_

──本日はよろしくお願いします!まず、駿台予備学校(以下、駿台)のWebサイトリニューアルの背景と目的について教えていただけますか?
中谷様(以下、中谷)

駿台では数年前からWebマーケティングの強化を進めています。その一環としてWebサイトについても、日々進化するSEOにも考慮しながら、明確なコンバージョンを軸とした再構築をする必要があると考えたからです。駿台のWebサイトは、元々とても情報量の多いサイトでした。でも、各ページのコンバージョンに関しては「これです」とはっきり言えないケースもありまして。そこで、「説明会の申込数」と「資料請求数」という2つのコンバージョンを設定し、デザインも含めてサイトを全面的に見直すことにしました。

島田様(以下、島田)

リニューアルにあたり、制作担当としては「スピード&モダン」をテーマにしていました。スピードは、運用効率性アップのことです。リニューアル前は古いCMSを使いつづけていたため、細かな更新をしたい際にそれが障害となるケースもあったんです。モダンは、サイト設計の近代化ですね。例えばCSSを外部に置くなど、全体的に時代に合わせた構成へ刷新したいと考えていました。

──なるほど。マーケティングと制作運用、両面で顕在化していた課題の解決に向けてリニューアルに踏み切られたのですね!

設計思想に基づく“論理的な”デザインを求めて_

──そんな中、パルコデジタルマーケティングへは、主要ページのデザインだけでなく、運用を見据えたデザインガイドラインの策定についてもお任せいただきました。デザインは、どのような点を重視されましたか?
中谷:
モバイルファーストでSEO対策面でも最適化された、論理的なデザインが希望でした。リニューアルでは、デザインというと「綺麗になった、カッコよくなった、冷たい印象になった・・」など人によって評価が分かれる定性の話にズレてしまうことが多いと思うんです。でも、もっと数字で答えが出るような、SEOとしての集客やCVR、それを生むためのページスピードなど、定量面で勝負したかった、というのが大きいです。

島田:
「合格したい」という受験生の皆さんが、勉強以外でなるべく時間を使わなくても済むように「必要な情報をぱっと探して、ぱっと目的にたどり着ける」デザインにしたいとも考えていました。

中谷:
デザインは社内でも可能だったのですが、あえて外部の方に参画いただきたいと考え、何社かにご提案いただいた上で投票して決めました。パルコデジタルマーケティングさんは、前職でご一緒した際に仕事ぶりを知っていましたので、私からお声がけしたんです。

島田:
デザインはどこの会社さんも素晴らしかったのですが、パルコデジタルマーケティングさんとは、直感的に「一緒にやっていけそう」と感じられたことも決め手になりました。

左:モバイルファースト化した、リニューアル後のWebサイト
右:デザインガイドランでルールも明確化
──ありがとうございます。そしてご依頼いただいた、デザインガイドラインの策定ですが…紆余曲折ありました。並々ならぬ想いがおありだったようで・・?
中谷:
駿台のWebサイトは規模が大きいですし、様々な部署から様々な要望も来ます。そのため、ブレずに運用するためのデザインガイドラインは絶対に必要だと思っていました。しかも、単に「ルールとしてのガイドラインがあればよい」というものではありません。行間や写真の使い方から色、フォントに至るまで「なぜ、この色か」「なぜ、このフォントか」といった理由が1つ1つ論理的に言語化されている必要があります。例えば色でしたら「駿台のロゴがブルーだから」と安易に決めるのではなく、「そもそもブルーであるべきなのか?」という視点から歴史や市場、ブランド、世界観等にまで遡って”論理的に”考えられたデザインでなければならない。

そのため、ご担当いただいたパルコデジタルマーケティングさんには、我々の納得がいくまでデザインの再考とご説明をお願いしました。途中まで走っていた段階でのやり直しもあったので、「えっ、このタイミングで?」と思われたかもしれませんね(笑)。でも、ここは時間をかけるべきと思って、色々とオーダーさせていただきました。
試行錯誤を重ねたボタン配色とデザイン。
先進的イメージを大事にしつつ、学生さんが浪人や受験といった不安な時期にも「希望」を感じてもらえるよう、想いを込めた。
──ご要望やデザインに対する想いを詳しくご共有いただけたので、当社としてもイメージを明確にすることができて、大変ありがたかったです…!
中谷:
再プレゼンの時、(デザイン担当の)志村さんにご提案いただいたコンセプトが" Less is More(少ないほど豊かである) "だったんですよ。この言葉、実は私が裏で掲げていたプロジェクトのコンセプトワードのひとつと一緒でして。プロジェクトに関わる想いが通じたなと感じた瞬間でもありました。

デザインの本質である「使いやすさ」や「ブランド」を大切にしながら、使い手である受験生が直感的に必要な情報へたどり着けるWebサイトにしたい。当初から求めていた設計思想に則った"論理的な"デザインとガイドラインが出来上がって、リニューアルプロジェクトを前に進めることができました。
スッキリとしたデザインで、コンバージョンポイントがより明確になった

リニューアル後に起きた変化_

──さて、段階的に行われたサイトのフルリニューアルも、2022年2月で一旦完了されました。効果や反響については当社としても非常に気になるところですが、いかがでしょうか?
中谷:
説明会の申込みは昨年比で1.2倍、資料請求はなんと4倍と、着実に成果が出てきております。この数字はもちろん、デザインだけではなく、導線の見直しや入力フォームの簡易化など、複数の対策を行った結果ではあるのですが。
島田:
「スピード&モダン」も、達成できたと思います。パルコデジタルマーケティングさんから、コーディング面でも、SEOなど様々な知見が詰まったHTMLを納品いただいたので助かりました。例えば、Webフォントをサーバにあげて都度読み込むと重くなりますが、SVGやCSSをうまく活用すればスピードも全然違うし、運用もしやすいという気づきがあったり。このような細かな配慮は、当社だけでは出来なかったかもしれません。

──その辺りは、社内の知見をフル活用しながらアウトプットしたところなので、そう言っていただけると嬉しいです!
島田:
社内で「デザインが良くなったね!」という声は聞きますよ。入力フォームも、デザインガイドラインを元にリニューアルしました。デザインガイドラインについては、やはり有るのと無いのとでは、大違いですね。ルールと理由がはっきりしている分、「このボタンはこんな色にして欲しい」と言われた時でも対応がしやすくて役に立っています。

それから、制作サイドから見た副産物として、各部門からの"論理的な"ご依頼が増えてきているという実感もあります。Webサイトのリニューアルプロジェクトを通じて、「目的は?理由は?」と論理的に考えるカルチャーが、より浸透したからでしょうか。嬉しい変化です!
中谷:
駿台は、受験生に教えるというだけではなくて、職員自身も学び続けるというカルチャーがあると思います。Webに関する知識やITツールに関しても、年齢に関わらず、食らいついてくる方が多いんですよ。
──素晴らしいですね!私たちも、プロジェクトを通じて多くのことを学ばせていただきました。

更なるWebマーケティング強化を見据えて _

──今後の展開や、当社へ期待することについてもお聞かせいただけますか?
中谷:
リニューアルが一段落しましたので、これからはPDCAを回すフェーズと考えています。受験生の困りごとにきちんとお答えする情報の発信など、新しいコンテンツの量産体制も構築していきたいと思います。その際にも、デザインガイドラインが役立つはずです。Webマーケティングをもっと強化するため、更なる社内浸透も図っていく予定です。

パルコデジタルマーケティングさんには、本質を踏まえたデザイン提案をこれからも期待しています!WebサイトやWebマーケティング、ICT活用の今後のありかたや生み出せる価値についても、一緒に考えていきたいですね。
──ぜひ、よろしくお願いいたします!この度は、本当にありがとうございました。
※本インタビューは、新型コロナウィルス感染防止のため、マスクを着用し、換気された環境で実施させていただきました。
  • SHARE
  • FaceBook
  • Twitter
ページTOP